こんにちは!ふるもーす(@frumosart)です!
今回は、オリジナルキャラクターを使ったステッカーを作ってみた感想と制作の手順について紹介したいと思います!
自分が描いたイラストでオリジナルのステッカーを作る。
世界でたった一つの特別なグッズを自分のために作る。
これ、絵描きさんとしてはかなり胸アツなお話ですよね。
私も前からグッズ制作はしてみたいなという願望は持っていたのですが、なかなか行動に移せずにいたのですが・・・。
ひょんなことがきっかけで制作に着手してみたところ、これがまた想像以上にクオリティが高いものが完成してびっくり!
しかも、意外にも簡単に作れちゃうんです!
この記事では実際に自分がオリジナルステッカーを作った体験談を元に、
・制作時の具体的手順や流れ
・制作時の注意点
・値段や大きさ
・ステッカーが作れるサイト
についてを備忘録がてら詳しくまとめています。
自分もオリジナルイラストでステッカーを作ってみたい!
という方は是非参考にしてみて下さいね。
目次
私がステッカーを作ることになったきっかけはインスタのDMだった
そもそも、何故私がステッカーを作ろうと思ったのか?
まずはそのきっかけからお話していきたいと思います。
・・・それはズバリ、インスタから始まりました。
ある日突然自分のアカウントに一通のDMが届いたんです。
「オリジナルのステッカーを作りませんか?」と。
送り主は北欧のステッカー会社。
説明によれば、なんと今回はお試しのモニター的な感じでタダで作れるという話ではないですか。
へぇぇぇ~、面白そう!
ずっと
「いつか自分のオリキャラを使ったグッズを作ってみたいな・・・。」
と思っていた私にとってこれはまさに渡りに船。
ステッカーなら薄くて嵩張らないし、いざとなれば宣伝代わりに配れるし、グッズ作り初心者の私にとって手始めにトライしてみるという意味では気軽でいいなと感じたのです。
しかも、制作に元手がかからないのは非常に有難い!
試しに作ってみて満足のいくモノが出来たのなら、次回からは普通に自分でお金を出して作ってみるのもアリですしね。
せっかくだから、何でもやってみよう!
そんなわけで、何度か先方とメールでやりとりしながら大体の概要を理解した後に、実際に制作に取り掛かってみることにしたのです。
制作前にステッカーの規格を決めておく
よーし、それじゃあ早速イラストを描くぞ!
はいはいはい、ちょっと待ったぁぁ~~!
実際にステッカーで使用するためのイラスト制作に入る前に、最初に決めておかねばならないことが2つあります。
それは
・どれくらいの大きさで作るのか?
・素材は何にするのか?
といった点を考えること。
いわゆる基本的な規格というのでしょうか、これ次第で自分が作るイラストやデザインも変わってきますからね。
公式サイトを見てみると、どうやらステッカーのサイズや使用する素材は全て自分で好きに選べるとのこと。
むむむ、これは逆に悩みますね。
他のクリエイターさんは一体どんなの作ってるんだろ?
気になってインスタの投稿を見ながらリサーチしてみたんですが、本当に皆さん多種多様なテイストのステッカーを制作しておりました。
作家さんごとに個性が炸裂しててなかなか面白い。
ハード系から可愛い系までイラストの種類も様々で、大きさも素材もバラバラだから見れば見る程迷ってしまいます。
う~ん、サイズどうしようかなぁ・・・。
小さすぎても絵が潰れちゃうかな?
ちなみに、先方から指定された今回の予算は1万円。
その範囲内ならどんなステッカーを作ってもいいみたいです。
ちなみに送料は無料。
サイト内で大きさや素材を専用のフォームに打ち込めば、勝手に実際の値段や作れる枚数の概算を出してくれるからとっても便利。
設定を変えて色々打ち込んでみたところ、とりあえず2種類は作れそうなことが分かりました。
ステッカーの大きさを選ぶ
小さめで作って枚数を沢山もらうか?
大きめで作って枚数少なめでいくか?
これもデザイン次第です。
せっかくなので大きめのステッカーが欲しい気もする・・・。
やっぱり、自分のキャラクターをババ~ン!と出したいので。
小さいのならまた次の機会に自分で作れそうだし・・・。
あとは、大きさと言っても
横長なのか?縦長なのか?
それとも均一な正方形なのか?
でもイメージは違ってきますよね。
ステッカーに載せるキャラも1匹なのか複数なのか。
こういった基本の仕様を決めるだけでも大分時間がかかりました。
あれこれ悩んだ結果、1つめのステッカーは8×8の比較的大きめなサイズに決定!
もう1つはキャラクターを複数匹横並びに配置したデザインにしたかったので、大きさは13×7の横長サイズにしてみました。
とにかくどちらも通常よりは大きめサイズで、自分のイラストが少しでもデカく見える方がいいかなと。
で、カッティングは絵柄に沿ってカットしてくれる自由形をチョイス。
オリジナルステッカーだから、ただの四角よりは型抜きっぽい方が可愛いかなって思ったので。
ステッカーの素材を選ぶ
ひとまず大きさは決まったので、お次はステッカーの材質(素材)をどうするか考えます。
素材も沢山あるのでこれまた決めるのが難しい!
王道のものだと、いわゆるビニールステッカーと呼ばれる背景が白の普通のやつが人気みたいなのですが、サンプルを見たら透明のクリアステッカーもいいなと思ったり。
同じ絵柄でも背景が白か透明かでかなり印象が違うんですよね。
むむむ・・・どっちも欲しいな。
どうせ2種類作るのなら、1つはクリアステッカーもアリだな。
ちなみに
・ブラッシュアルミはメタリックな感じ
・ホログラムやグリッターはキラキラしてて特別感アリ
・蛍光は暗い所で発光する面白いタイプ
外枠だけグリッターにするのも可愛いし、蛍光は個人的にかなり惹かれるけど絵柄的にどうだろうか・・・。
あれこれ悩んだ末、結局今回は王道で行くことにしました。
私が選んだのは以下の2種類↓
・13×7自由グリッター12枚で4274円
・8×8自由ビニール25枚4,385円
結構大きめサイズだからもらえる枚数は少なくなりますが、今回は自分用だからデザインや大きさ優先でいきたいと思います。
宣伝のための配布やサイトで販売する用なら枚数があった方がいいですが、あくまで自分で見て楽しむ用なので・・・むふふ(笑)
素材に関しては透明なクリアとキラキラグリッターでどっちを選ぶか最後まで悩みました。
最終的には横長の方をグリッター仕様にしてみましたよ。
ちょっと特別感が欲しいなと思って。
カットは絵柄に沿って型抜き風にしてもらえる自由形でこちらも設定してみることに。
よーし、これで基本的な仕様が決定しました!
ステッカー用のイラスト制作に突入!完成までの手順と流れ
さて、全体の設定が決まったところで、ようやくデザインの制作に入ります。
ここからはステッカーで使うイラスト制作の具体的な手順や流れを紹介していきますね。
アイデア出し
まずはどんな絵柄のシールにするかデザインを考えるところからスタート。
背景白の8㎝の方はメインキャラのビーバーとビーすけを主軸に据えたい。
キラキラしたグリッターの13㎝の方はビーバーとビーすけ以外のサブキャラを出して、インパクトのあるものにしたい。
う~ん、どうしようかな・・・。
画用紙にあーだこーだと思いつくままにアイデアを書き出す私。
実際に定規でステッカーの実寸通りの枠を作り、その中に納まるような絵柄だとどんな感じになるだろうか?と地味な作業をしたりもしました(笑)
何かこう、とにかくインパクトのあるものを作りたい!という気持ちだけはやたらあるんですよ。
そこでふと浮かんだのが、昔YouTubeで作ったお話のうちの1つに出てきたヘビメタバンド「デストロイヘルクラッシャーズ」。
これだ!これにしよう!
無駄にド派手でインパクトあるし、ちょっとコミカルな要素もあって、キラキラグリッター仕様のイラストにするにはぴったりではないか!
もう1つはビーバーとビーすけの絵描き風コスプレバージョンですんなり決定。
基本の絵柄だとシンプルすぎるので何かしら服を着せたり小道具を持たせたりしたかったんですよね。
さらに記念すべき初ステッカーということもあり、創作やお絵描きという意味も込めて絵描き風にしてみました。
ラフ画制作
なんとなくの絵柄のイメージが湧いたところで、実際にどんなイラストにするかを考えながらラフ画を制作することに。
これもそのまま画用紙に直接描いていきました。
めちゃくちゃ雑ですが、ここから徐々にイメージを固めていく感じですね。
本来はこの作業もデジタルでやればいいんだろうけど、ラフとかアイデア出しは何故かアナログの方が進むんですよね~。
キャラの配置や全体のバランスも含めて鉛筆で書いては消したりを繰り返すこと数十分。
8㎝の絵描き方はラフデザインもすぐに決まりました。
ヘビメタの方が少々難航したものの、あーだこーだと修正を重ねながら何とかラフ画が完成!
下絵制作
ラフが出来たら、ここからさらに細かい部分を作っていく下絵作りに入ります。
この下絵が実際に絵を描く時の元になるため、それなりにしっかり描かないといけません。
横長ステッカーの方はキャラが4匹なので1匹ずつデザインを考えます。
色塗り等はデジタルでやるので、どうせ後で大きさは変えられるから、ほどほどのサイズ感でまずはアナログの下絵を作る感じですね。
・・・できた!
試行錯誤の末、下絵はこんな感じになりました。
スキャンして線画のデータを作る
アナログで描いたこの雑な下絵(笑)をスキャンアプリでまずはデータ化していきます。
一応、キャラごとに色を塗っていきたいのもあり、キャラは1枚ずつ分けてスキャンします。
線画を描く
下絵のデータを作ったらこれをクリスタに読み込んで線画を作っていきます。
ステッカーに使うイラストなので、線画がある程度ハッキリしてた方がよさそう。
主線はガッツリめに引いていきたいところです。
1体ずつ描いていきます。
やばい、早くも楽しい!!
これがステッカーになるなんて想像しただけでテンション上がりますね~。
ワクワクが止まらない!
着彩
線画が出来たら色を塗る作業へと入ります。
基本的に毎回ベタ塗りなので線画さえ作ってしまえば後は意外と簡単。
ぬふぅぅー!
か、可愛すぎだろ・・・!!(自画自賛)
ちなみにステッカーを作る場合、データは
・CMYK
・300pixel以上
にすることを忘れずに。
ファイルを作る際に最初からこの設定にしておけば作っている途中で変に変更したりしなくて済むので楽です。
後でネットに載せる時はこのデータをweb用に変換も出来ますしね。
データを提出
デザインが完成して仕様もちゃんと確認したらいざサイトで画像を提出。
この瞬間がドキドキしますね。
どうか無事にできますように。
ステッカーが自宅に届く
提出後、先方から制作に入りましたとメールが来て、それから3~4日くらいで完成したとの連絡が。
結構早いですね。
その後で実際に発送完了の連絡が来て、発送から1週間くらいで実物が自宅に届きました。
写真のような小包で届くのですが、発送元がデンマークってところに妙なロマンを感じます。
では、いざ開封してみましょう。
この瞬間がたまりませんね。
じゃじゃ~~ん!
うおおおおおおおおおおおお!!
・・・な、なんだコレはっっ!
めっちゃ可愛いぃぃぃ~~~~~!!
もう一回言います、め・ちゃ・く・ちゃ!!
か、か、か、かわうぃぃぃぃぃ~~~~!
かわうぃぃぃぃぃ~~~~!
かわうぃぃぃぃぃ~~~~!(エコー)
こちらが絵描きバージョン。
やはり絵柄に沿ってカッティングしてもらった方が個性が出ていいですね。
背景白だとシンプルな分キャラが目立ちます。
やはり、キャラクターが一番分かりやすく表現できるのは王道のビニールステッカーだなと人気の理由に納得。
ちなみに、裏側はこんな感じになってます。
厚みも結構ありますよ。
こちらが気合を入れたデスメタルバージョン。
絵柄が絵柄なだけにかなりのインパクト(笑)
シュールさとコミカルさがいい具合に出ていて、個人的にはかなりお気に入りの1品です。
なんだろう、昔懐かしいビックリマンシール的な雰囲気を感じませんか?(笑)
ギターやベース、デスメタルメイク等結構細かい部分も描いたんですよ。
実際ステッカーになった時にどこまで再現してもらえるんだろうなぁ・・・という不安もあったのですが、意外や意外、ちゃんと細部まで潰れずにプリントされてました!
これには感動!
楽器部分にもグリッターを入れて欲しいと指定入れたら、ちゃんとそこもキラキラ仕様になってて嬉しかったです。
自分の描いたイラストがステッカーになるなんて・・・実物を見るとその興奮感はやばいです!
目にした瞬間、心臓が高鳴って目がハートになってしまいました。
まさにラブ!
こんな風に紙に並べてみたり・・・
無駄に何枚も置いてみたり・・・
ひとしきりこの感動と興奮とときめきを1人で味わいながらニヤニヤしていました(キモイ)。
いやー、作ってよかった!
これは最高の体験です!
SNSやブログで発表
この可愛さを自分だけで楽しむのはもったいない!
というわけで、自分の持っている
といった各メディアで勝手に発表しちゃいましょう~!(笑)
とりあえずインスタに普通の投稿とリールを作ってアップしてみたところ、公式さんがストーリーズでシェアしてくれて嬉しかったです。
せっかく作ったものなので世の中に出すことは大事ですね。
それがきっかけでビーバーとビーすけ達を好きになってくれる人もいるかも知れないですし。
オリジナルステッカーを制作してみた感想レポまとめ
そんなわけで、オリジナルステッカーを作ってみた感想レポと制作の手順についてをシェアさせていただきました!
やっぱり自分のオリジナルキャラクターがグッズになるのはとても嬉しいことですね。
特にweb上で完結するデジタルデータではなく、アナログのグッズだとキャラが現実世界に具現化したみたいで本当に感動しますよ。
届いた時のときめきと興奮が未だに忘れられません。
まさかデストロイヘルクラッシャーズがグッズ化するとは思わなんだ。
自分でもかなり気に入っていたキャラだったので余計に嬉しいです。
これを機にもっとグッズを作っていきたいなという気持ちになりました。
売るとかっていうよりも作って完成したものを見るだけで幸せ・・・★
何よりも自分が楽しい!
こんなに簡単に本格的なステッカーが作れるなんて思いませんでした。
今回このような機会を与えてくれたステッカーjpさんにも感謝ですね。
たまたま私の絵を見てDMをいただいたのがきっかけだったので、そういう意味でもインスタってすごいなって改めて思ったりして。
じゃないとステッカー作ろうなんて発想にならなかったと思いますし。
改めてインスタの方も頑張ろうと思いました。
最近なかなか更新が出来てないので反省です。
もし、オリジナルグッズ作りに興味あるのなら、手始めにステッカーを作ってみるのもいいかも知れませんよ。
薄くてかさばらないから保管も楽ですし、宣伝用の配布ツールとしても丁度いいのではないかと。
自分の好きなイラストを描いてサイトに提出するだけでシール化してもらえるから、本当にめちゃくちゃ簡単に作れちゃうんですよ。
仮にアナログ絵だっとしても、イラストをスマホで撮影してスキャンすればデータ化出来るので全然問題なく作れますし。
気になる人は是非試してみるといいと思います。
ちなみに、私が作ったのはAtickerAppというデンマークのステッカー制作会社さんです。
公式サイトはこちら⇒>>stickerapp公式サイト
そんなわけで以上、ふるもーす(@frumosart)でした!
ではでは、本日も楽しい創作ライフを!
ちなみに、suzuriでもグッズ販売しているのでよかったらそちらの方も併せてチェックしていただけたら嬉しいです★
>>SUZURIのプロフィールページはこちら
オリジナルグッズ制作に関しては以下の記事でも詳しく解説しているので、よかったら読んでみて下さいね↓↓
-
suzuriでアクリルスタンドを作って推し活したら楽しすぎた件
続きを見る
-
実物写真付き♪suzuriでグッズを作ってみた・買ってみた感想
続きを見る
-
ド素人がsuzuriでグッズ販売して感じたメリットとデメリット
続きを見る
-
suzuriイラスト作成時の注意点!初心者がやりがちなミスを解説
続きを見る
-
簡単・無料!suzuriグッズ作り方と販売手順をまとめてみたよ
続きを見る