こんにちは!ふるもーす(@frumosart)です!
今回は、lineスタンプの作り方と販売の方法・流れについて紹介します!
lineスタンプを作って自分で使ってみたいけど、イラストの作り方や販売方法がイマイチよく分からない・・・
そんな風に考えている人も多いのでは?
この記事では実際にlineスタンプを作って販売してみた私の体験談を元に、スタンプ制作の流れを
・アイデア出し
・イラスト制作
・販売申請
といった各工程ごとに順を追って豊富な画像付きで紹介しています。
初めてlineスタンプを作る初心者クリエイターさんは是非参考にしてみて下さいね。
シュールなヘビメタスタンプ販売中!
lineスタンプを作成しよう!イラストの作り方・書き方をご紹介
まず最初にすることはイラストの作成です。
本格的な作業に入る前に、公式サイトの制作ガイドラインを読み込んで作り方の注意点や規定をしっかりと把握しておきましょう!
その後で実際の制作に取り掛かっていきますよ。
販売するスタンプの個数を決めてアイデアを出そう
そもそも、スタンプっていくつ作ればいいの?
何個から販売出来るんだっけ?
lineスタンプのシートは
・8個
・16個
・24個
・32個
・40個
から選択可能。
沢山作りたい人は最初から40個でチャレンジしてみるのもいいと思います。
仮に40個のスタンプを作る場合、1シートの中で
・キャラは何種類も登場させていいのか?
・それとも、1種類だけとか決まりがあるのか?
という疑問が湧いたのですが、調べてみたところ複数キャラを入れても特に問題はないようです。
実際、私も今回はキャラを4体(4種類)使って4匹ずつ計16体描きましたし。
ちなみに、1体だけ使う場合はキャラの書き分けは勿論、表情や動きを40個分考えないといけないのでそれなりにバリエーションが必要になります。
人によっては大変に感じてしまうかも知れませんが、そこがクリエイターとしての腕の見せ所でもあるので頑張りましょう!
キャラごとの動きや表情を考える
スタンプの個数を決めたら1つ1つをどんなイラストにするか考えます。
キャラが多いとその分のアイデアも沢山出さねばならないので苦労するかも・・・。
キャラに添える台詞やメッセージも忘れずに。
デジタルとアナログ(手書き)どっちで描くか?
大まかなスタンプのアイデアや方向性を決めたら、次はどんな方法でイラストを作るかを決めていきます。
lineスタンプは
・デジタルイラスト
・アナログイラスト
どっちでも問題なく作れるので得意な方をチョイスすべし!
私はアイデア出しと大まかな下描きだけはアナログでやって、線画以降はデジタルで作りました。
線画と着彩はCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を使用。
クリスタはiPhoneやandroidでも使えますが、私は目が悪くて大きい画面で作業したかったのもあり普通にPC版を使っています。
液タブはやっぱり便利!
lineスタンプのイラストサイズは?おすすめの解像度は350?
デジタルでイラストを描く場合、どれくらいの大きさの絵を描けばいいのでしょうか?
失敗を防ぐためにも実際にお絵描きする前に、まずは
・画像の解像度
・キャンバスサイズ
・カラーモード
を予めちゃんと設定してから描くことをおすすめします。
ちなみに、LINEスタンプに使う画像の大きさについて公式の規定は以下の通り↓↓
・サイズの単位はすべてpixel
・スタンプ画像は最大でW370×H320px
・画像のサイズ(数字)は自動的に縮小されるため偶数に設定
・画像の解像度は72dpi以上
・カラーモードはRGBに設定
・フォーマットはすべてPNG形式
・画像サイズは1個あたり1MB以下に設定
クリスタには、スタンプ画像の最大サイズと同じ370×320のキャンバスサイズが用意されているのでこれを選んでもOK。
画像が粗くなるのが嫌な人は370×320ではなく、4倍や5倍のサイズにして描くとクオリティが保たれます。
私は1480×1280の4倍サイズで描いたのですが、細かいところも綺麗に再現出来ました。
小さいサイズでイラストを描いてから途中で大きいサイズに変更した場合、画質がかなり粗くなってしまうので最初に設定しておくといいですよ。
心配な人は解像度350で描いておけばほぼほぼ間違いないかと。
キャンバスの余白も最初に設定しておこう
lineスタンプ画像を作る際、1つのスタンプにつき画像の端とコンテンツの間には10px程度の余白が必要というルールがあります。
デジタルイラストで描く場合は、レイヤーマスクという機能を使えばキャンバスに自動的に縁のような枠を設定できるので、この機能を使って描くといいですよ。
実際にイラストを描いてみよう
基本設定が出来たらいよいよ制作に入ります。
アナログで描いたアイデアスケッチのような下絵をアプリでスキャンしてデータ化したら・・・
それを1つずつクリスタに取り込みます。
まずはキャラごとに線画を作っていきますよ。
台詞の文字も忘れずに書いていきます。
16体分の線画が出来たら着彩作業へ。
文字として見やすいのは白フチがついているものですが、私は今回はフチなしでやってみました。
全部のキャラの色を塗って台詞もつけたら、後は塗り漏れやはみ出した部分等がないかを画像を拡大してしっかりチェック。
変なところを修正したら、これにてイラスト制作作業は完成~!
lineスタンプ用のイラスト画像の保存・書き出しはpng形式で
イラストを作り終えたら、画像をスタンプ登録用の形式に書き出して保存します。
スタンプで使うイラスト画像は
・png形式
・背景は透過させる
・1つの画像につき1MB以内
になるように書き出すこと(公式より)。
注意点としては
・背景透過だから塗り残しがないようにする
・白い部分はちゃんと白で塗っておく
こと。
じゃないと実際にスタンプになった時に、白い部分が透明になったり変な見え方になってしまうので・・・。
スタンプ画像ができたら、LINE公式からリリースされているスタンプシミュレータで実際の見え方を確認できます。
png形式で画像を書き出した後、気になる人はこのシュミレータを使って最終確認するといいかも。
メイン画像とトークルーム(タブ)画像の用意を忘れずに
スタンプ画像を個数分作ったら次は
・メイン画像×1
・トークルームタブ画像×1
をそれぞれ用意します。
サイズは
・メイン画像:横240px×縦240px
・トークルームタブ画像:横96px×縦74px
となっていて、メイン画像に関しては先程作ったスタンプ画像の中から好きな物を選んでトリミングしてサイズを合わせればOK。
メイン画像=これからスタンプを購入する人に向けた『とっかかりとなる画像』
です。
いかに人目を惹けるか、興味を持ってもらえるか?
はこのメイン画像にかかっていると言っても過言ではないので真剣にチョイスすべし!
自分で作った画像の中から一番目立つものやお気に入りのものを選んで下さい。
トークルームタブ画像はスタンプを選ぶ時にアイコンとして表示される画像のことで、これも既存のスタンプ画像の中から選んでトリミングが可能。
メインもトークルームタブ画像も背景は透過させたpng形式で書き出しましょう。
シュールなヘビメタスタンプ販売中!
lineスタンプを販売しよう!販売申請の流れをレポ
さて、必要な画像が揃ったらいよいよスタンプの登録・申請へと移ります。
LINEスタンプの登録はLINE Creators Marketで行えますよ。
自分のLINEアカウントでログイン・登録できるので予めやっておくと余計な手間が省けます。
ここでは提出時に必要な項目についてをステップごとに紹介していきますね。
テキスト情報の入力
テキスト情報で入力する項目は以下の通り。
・クリエイター名50文字以内
・スタンプタイトル40文字以内
・スタンプ説明文160文字以内
私は
クリエイター名⇒ふるもーす
スタンプタイトル⇒ふるもーすヘビメタ
に設定しました。
スタンプ説明文もそれっぽく書いてみましたよ。
スタンプのタイトルは分かりやすく検索に引っかかりそうなワードを入れておくとよいです。
あと、タイトルや説明文など、テキストには必ず英文が必要になる項目があるのでここもしっかり記入。
販売が日本国内のみの場合でも英文が必要(半角英数字)なので、自信がない場合はgoogle翻訳などを使うと〇。
日本語を入力する場合は「言語を追加」から「Japanese」を選択して日本語を入力します。
あと、スタンプ1つずつに対してタグもつけられるんですが、ここも手を抜かずに設定しておきましょう。
タブはかなりの種類があるので私は慎重に1つずつ見ていきました。
どんな使用用途・シチュエーションで使って欲しいかを意識しながら、そのスタンプのジャンルやテイストも考えたうえで選ぶといいですよ。
lineスタンプの著作権について
コピーライトは50文字以内 (英数字のみ)で設定できます。
このスタンプ画像がオリジナルであることを証明するためにもしっかりつけておくこと。
・コピーライトマークもしくは(C)
・発行した年
・著作者の名前かクリエイター名の英字
を左から順に入れておくとよいです。
私は
(c)2024ふるもーす
という表記で登録しました。
lineスタンプは著作権にかなりうるさいらしいのですが、今回作ったスタンプは全て自分のオリキャラなので著作権の心配はありません。
とはいえ、キャラものだから油断は禁物。
line側の審査が厳しかった場合、却下される可能性も無きにしも非ず。
念には念を入れて、これは自分のオリジナルキャラクターですよ!とアピールをするために自分が運営しているYouTubeチャンネルのURLを添付しておきました。
これで確実に盗用や転載ではなく自分のキャラだよと分かってもらえるはず。
お陰様で申請してから半日ですぐ承認されましたよ。
もしインスタやYouTube等でもキャラクターを出しているのならURLを添付しておくことで審査も早くなるかも。
ちなみに、私のインスタアカウントとYouTubeチャンネルはコチラです↓
インスタグラム⇒@frumosart
YouTube⇒ふるもーすちゃんねる
プライベート(非公開)設定
無事、スタンプが承認されるとLINE STOREにクリエイターズスタンプとして出品されます。
LINE STOREは販売目的じゃないとスタンプ登録ができません。
もし、友達や家族と自分用だけで使いたい場合はプライベート設定(非公開)にしておくのが〇。
非公開にしておけば、自分のスタンプが検索やランキングに表示されなくなり、URLを知っている人だけが購入できるようになりますので。
lineスタンプをサイトにアップロード
さぁ、いよいよスタンプのアップロードまで辿り着きました!
ここで注意すべきなのはファイルサイズ。
全てのスタンプ画像をZIPファイルにまとめてアップロードする場合、ZIPファイルを20MB以下にする必要があります。
元画像を72dpiで規定のキャンバスサイズで作っていた人はここでは特に問題なくアップロードできるはず。
もしそれより大きめサイズで作っていたなら、予めファイルを縮小しておかないと提出する時にエラーになってしまうので気を付けて。
一括でファイルサイズを変換・圧縮できるツールもあるのでそういうのを使うのもいいと思います。
ファイルは事前にpng形式にしていれば背景もしっかり透過されていると思うので、一応そこも改めて確認しておくように。
スタンプの値段設定はどうする?
スタンプがアップロードできたら、値段の設定をしていきます。
LINEスタンプの価格は決められた値段から選択可能で、最安値は120円~。
皆どれくらいの値段で販売しているんだろう?
気になったので、調べてみたところ人気のあるスタンプのほとんどが120円で販売されていました。
最初は安く設定しておくのが無難ですね。
ちなみに1回売れるとどれくらのお金が入るのでしょうか?
公式では
売上総額-(App Store、Google Play等に支払う手数料30%)×50%
という計算で算出できるらしいのですが、大体120円だと1シート売れるごとに31円くらいは入るみたいですよ。
販売個数を選ぼう
スタンプの編集画面で販売するスタンプの個数を選べるようになっています。
審査をリクエストしたあとは、個数の変更ができなくなるからここでしっかり考えておいて下さいね。
私は16個をチョイスしました。
審査のリクエストをする
はい!ようやくここまできました!
後は審査さえ通れば、自分のスタンプが出品されline上で販売されている状態になりますよ。
審査完了までは1~2日程度かかるとのことですが、私の場合は提出してその日のうちにアッサリ承認されちゃいました。
早くてびっくり!
シュールなヘビメタスタンプ販売中!
lineスタンプ作成手順と販売方法まとめ
さーて、そんなわけでlineスタンプ制作の流れを各工程ごとに実体験も交えてご紹介させていただきました。
結構細かいステップがちょこちょこあるので、最初はハードル高そうに思ってしまうかも知れませんが、1度やれば何となくの流れは分かるハズ。
イラスト作成~販売申請までを終えてしまえば、次回以降は同じ作業をやるとしてももっと楽に・スピーディに行えるのではないかと。
私もそうでしたが、何事も始めの第一歩を踏み出すまでが大変なんですよね~。
ちなみに、今回作ったスタンプですが販売された瞬間に速攻で購入しちゃいましたよ。
その後で、16個全ての種類のスタンプをポンポンポンっと妹のタイムラインに連打するという迷惑行為を行ったのは内緒です(笑)
自分で作ったスタンプを自分で使えるってめっちゃ楽しい!!
誰かが作ったキャラクターじゃなくて、自分のオリジナルキャラクターでlineのやりとりができる幸せ。
これは何物にも代えがたい喜びですわ。
何故もっと早く作らなかったんだろうと後悔したくらい。
今回は少しふざけたシュールなタイプの絵柄だったですが、意外にも汎用性が高く、色々な場面でこのスタンプをヘビロテ中です。
個人的にはめちゃくちゃ気に入っているので、早く次のシリーズも作りたいなというパッションに駆られております。
自分のオリジナルキャラクターのスタンプを販売できるってだけで本当に夢が膨らみますよ。
是非あなたも試しに作ってみてはいかが??
というわけで、以上、ふるもーす(@frumosart)でした!
この記事が少しでも参考になったのなら嬉しいです。
それでは、楽しい創作ライフを!
ふるもーすのヘビメタスタンプはこちらのページから購入できます↓
シュールなヘビメタスタンプ販売中!
lineスタンプを作る際の注意事項や実際に作ってみた感想や反省点については別記事で紹介しているのでそちらも併せて参考にしてみて下さいね。
-
lineスタンプ作成・販売の注意点とイラストのコツをまとめてみた
続きを見る
-
lineスタンプ作ってみたら自分で使うのが楽しすぎてハマった件
続きを見る