こんにちは!ふるもーす(@frumosart)です!
今回は『イラストのアイデアが浮かばない時の解決法』について紹介したいと思います。
どんなに絵を描くのが好きでも、その時の状況やコンディションによってはなかなかアイデアが思いつかない!という時ってありますよね。
そういう時ってどうすればいいのか?
アイデアが思い浮かばない原因って何なのか?
それらについてを自分の体験談も踏まえてお話していきますね。
最近ちょっとスランプ気味かも・・・という悩める絵描きさんは是非参考にしてみて下さいね。
目次
イラストのアイデアの出し方や考え方って?私のやり方はこんな感じ
人によってイラストや絵を描く際のアイデアの出し方って色々ですよね。
私の場合、まずはそのイラストで
・何が描きたいのか
・何を中心に描くのか
をざっくり決めるところから始めます。
その絵で自分が見せたい・描きたいものが
・キャラクターなのか?
・風景なのか?
・静物なのか?
・抽象的なイメージなのか?
を明確にするということですね。
例えば風景なら
・リアルなもの
・空想上のもの
に分けられますし、キャラクターと一口に言っても
・人間(男性や女性)
・動物(犬や猫、リスや象さん等)
・植物(木やお花、きのこ等)
・物(車や消しゴム)
・食べ物(カレーやパン、ご飯等)
・空想上のもの(モンスターや妖精等)
など様々です。
モノ(=静物)ならお菓子やりんご、リボンや人形等この世にあるありとあらゆるものが対象になりますよね。
ちなみに、私は基本的にオリジナルキャラクターメインのイラストを描いています。
そのうえでオリキャラのどんな絵を描くのかを考えるわけですが、自分の場合はそこからさらに「絵のイメージやテーマ」を膨らませます。
オリジナルキャラクターを描くのはマストとして、その絵の中でどんな要素やイメージを表現していくか?ということを考えるわけです。
大体、以下のように
・季節もの(春夏秋冬、季節の行事や風物詩等)
・シチュエーション(結婚式や家族での団らん等)
・物語(キャラを生かした物語を基軸にする)
・喜怒哀楽(悲しい、怖い、元気になれる、胸キュン等)
・国(中華風、エスニック風、ヨーロッパ風等)
・場所(森やお城、花畑や海、家の中等)
・植物(桜やひまわり、栗の木やスイカ等)
・時代(中世や原始時代、未来世界等)
・色(暖色系、寒色系、モノトーン、カラフル等)
・構図(シンプル、ごちゃごちゃ、背景の有無等)
等の要素から描きたいものを選んでいくという感じですね。
絵やイラストのアイデアが思いつかない原因とは?
テーマやイメージがすんなり決まる時もあれば、何故か全く思い浮かばない・・・
そんな時もあります。
じゃあそのアイデアが浮かばない原因は何なのか?
これは私が考えるに主に次の3つの理由が考えられます。
・インプット不足
・悩みすぎ
・不調
3つめの不調というのは、文字通り身体や脳が疲れてる状態のことを指します。
風邪気味だったり、忙しくて疲れが溜まっていたり、頭が働かずにボーっとしてしまったり・・・
こういう時は無理に絵を描かずに普通に休んで、しっかりコンディションを整えることを優先すべきです。
残り2つについては具体例を挙げながら深堀していきますね。
イラストのアイデアが思いつかないのはインプット不足かも?
イラストを1枚、2枚、3枚、50枚と描いているうちに徐々にネタがなくなってきてしまう・・・。
これは絵描きさんあるあるではないでしょうか?
無尽蔵にアイデアが出てくる人の方が割合的には少ないでしょう。
アイデアが思いつかない状態=自分の中でアウトプットするようなものが何もない状態
と言えますから、まずはインプット(=知識やネタ、ストック)を増やすことが大切です。
ここでは私的におすすめのインプット方法についていくつかご紹介しますね。
映画や小説を楽しむ
小説を読んだり映画を観たりするのはアイデア発掘のためにはとてもいい方法です。
素敵な作品からインスピレーションを受けて、そこから思わぬアイデアが生まれることもあったりしますからね。
感銘を受けたワンシーンや頭に浮かんだ情景を自分なりのイメージとして絵に起こしてみましょう。
絵のネタとして使えるアイデアが出てくるかも知れませんよ。
美術館や展示会に行く
好きなアーティストや作家さんの絵を見に行くのもおすすめです。
実際に生の作品を鑑賞することで
こういう描き方いいな
こんな色の使い方があるんだ
この表現方法は自分にはないな
と様々な発見があるハズ。
パクリはだめですが、自分とは違う表現方法を目の当たりにすることで刺激をもらえますよ。
本屋に行く
今はネット通販が主流かも知れませんが、町の本屋さんは結構使えます。
特に大型書店には専門書が沢山置いてあるので面白いんです。
美術書やデザイン、技法書は勉強に使えますが、それ以外にも
・絶景写真集
・旅行書
・世界の歴史や文化史
・宝石や食器の本
・料理のレシピ
・自然科学や宇宙の本
等、色々なジャンルがあり、表紙をみるだけでもインスピレーションを掻き立てられます。
本棚を巡っているだけでも思わぬネタやテーマが見つかることも。
もちろん、図書館に行くのもアリ。
気に入った本があれば借りて読んでみましょう。
無断転載はダメですが、あくまで自分の資料として使うだけならスクショやコピーしておくのもいい方法だと思います。
気になる絵をコレクションする
自分の中のストックだけで絵を描き続けようとすると、どこかで限界がきてしまいます。
他の絵描きさんがどういう作品を作り、どんな表現をしているのかを見ることで新たな刺激や学びが得られます。
・Googleの画像検索
・インスタ
・ピンタレスト
・pixiv
等で自分が好きな絵やイラストを探してみましょう。
気になったものを保存したり、実際にコピーしてファイリングしておくことで新しいイメージが沸いてくることも。
スクラップ帳を作ってみたりするのもおすすめ。
これもあくまでアイデアの参考やインスピレーションを得るために活用すること。
他人の絵のパクリはだめなのでそこは気をつけて下さいね。
未知の体験をする
アイデアが枯渇している時って、大抵日常生活に刺激がなくマンネリに陥っている状態。
だからこそ、常日頃から色々なこと・モノにアンテナを張っておき、なるべく自分から新しいものに触れるよう意識しておくことが大事。
・新しく登場したアーティスト
・新しく出てきたサービスやお店
・最近話題のスポットやイベント
・気になるトピックや人
・気になる習い事やセミナー
SNSや雑誌、テレビ、リアルの人間関係で得た情報、街中の広告etc
ピンときたものには反応できるよう感度を高めておくべし。
よさげなお店やイベントがあったなら積極的に足を運んでみるべきだし、色々な音楽を聴いてみたり、漫画や小説を読んでみたり、映画を観に行ったり・・・
なんでも食わず嫌いせずに面白そうだなと思ったものにはトライしてみるべき。
自分が経験したことがない未知の体験によって脳が活性化し、思わぬところでインスピレーションが降りてくることもありますからね。
絵を描く時に悩みすぎて進まない!とにかく手を動かすべし
さぁ、絵を描こう!
そう思って机に座って「うーん、うーん・・・」と唸っているだけでは何も始まりません。
頭の中で思考をひたすらこねくり回していても、それを作品にすることは出来ませんからね。
絵を描くうえで、インプットは大事です。
しかし、それ以上に大事なのがアウトプット。
とにかく描かなければ絵にならないので(笑)、自分のイメージを明確化するためにも、まずは何でもいいから手を動かしてみる!ことを習慣にしてみて下さい。
ここで使える方法が
・マインドマップ
・ラクガキ
の2つです。
詳しく見ていきましょう。
マインドマップや連想ゲームでアイデアを生み出す
一つのテーマを決めて、それから派生するイメージや単語をひたすらその周りに書き連ねていく・・・
こういったマインドマップや連想ゲーム的な手法を使ってアイデアを練ると意外な閃きが生まれたりします。
マインドマップは専用ソフトを使ってもいいけど、私としては手描きの方がよりおすすめ。
というのも、手を動かすことで脳に直接刺激がいくからです。
例えば、ハロウィンというテーマを元に思考を広げていきましょう。
ハロウィン⇒おばけ、かぼちゃ、コウモリ、魔女、お菓子、夜、子供、お城・・・
と思いつく限りの単語を書き殴ります。
そうしているうちに、自分が描きたい要素が徐々に出てくるし見えてくるんですよね。
今回はかぼちゃをメインにした子供のイラストを描こう!とかね。
こういう手法はネタに詰まった時にうまく活用してみるといいですよ。
アイデアノートや自由帳にラクガキをする
アイデアに詰まった!
何も出てこない!
そんな時は、どうでもいいラクガキでもいいので、まずは何か描いてみましょう。
スケッチブックでもクロッキー帳でも白紙の自由帳でも何でもいいから紙を用意して、とにかく適当に描いてみましょう。
ただの線でも○△□の図形でもへのへのもへじでも好きに描いちゃうんです。
最悪、うんこマーク100連発とかでもいいです(笑)
描いてるうちに気分が乗ってきて全然違うアイデアが頭に浮かんできたりしますから。
何となく既に脳内イメージだけがあるのなら、そのイメージを描くのだってOK。
夏っぽいイラストを描きたいな・・・
そう思っているのなら、スイカやアイスクリーム、海のような波っぽい曲線、サーフィン乗ってる棒人間なんかをラクガキしてみましょう。
わざわざ資料を用意する必要はありません。
ただひたすら何となく浮かんだものを手を動かして描いてみるだけ。
これで急にアイデアが閃くことって意外と多いんですよ。
イラストのアイデアノートに使えるアイテムあれこれ
アイデア出しをスムーズにするために、自分だけのアイデア帳を作るのもおすすめ。
今はスマホに何でもメモしておけるし、画像などもスクショやダウンロードで事足りますが、あえてアナログのノートを活用することで特別感が出ます。
専用ノートを作ればテンションも上がってやる気も出てくるので、モチベアップという意味でも1冊用意してみるといいですよ。
私も色々試してみましたが、個人的には
・カフェでも使える持ち運べる大きさ
・罫線ありより自由度の高い無地
のものをおすすめします。
ここではおすすめアイテムをいくつか紹介しますね。
MDノートA5(無罫)
私はアイデア出し用にMDノートA5(無罫)を使ってます。
軽くて線の描き心地もよくて非常に使いやすい!
ちなみにモーニングページもこれを使っています。
モレスキンのノート(無地)
モレスキンのノートはどことなく重厚感や高級感もあるので、持っているだけでテンションが上がります。
特にモレスキンスタジオコレクションは、海外のアーティストが描いた美しい絵が表紙になっていてとっても素敵。
見てるだけでウキウキしちゃう。
紙質もいいのでこだわり派の方にはおすすめ。
自由帳
小学生が使う自由帳も薄くて軽くて使いやすいので、ラクガキやアイデア出しにはぴったり。
子供の頃に返ったような気持ちで好き勝手に線を引いているうちに、いいアイデアが生まれてくること間違いナシ。
スケッチブック・クロッキー帳
ラクガキと言えば王道のスケッチブックやクロッキー帳も◎。
マルマンのミニサイズのスケッチブックは、持ち運びも便利でカフェでサッと出しても目立たないサイズだから使い勝手よし。
スクラップ帳
アイデア出しに便利なおしゃれなスクラップブックもあると便利。
雑誌の切り抜きやお気に入りの画像をカラーコピーしたものをぺたぺた貼りつけるだけでオリジナルのアイデア帳の出来上がり。
表紙も可愛いものが多いので好きなデザインを選べばさらにテンション高まります。
ファイル
これもスクラップ帳と同じで雑誌や本の切り抜きをファイリングする用で使えます。
資料を入れても薄くなるタイプだと本棚や机に閉まった時にかさばらないのでおすすめ。
インプットとアウトプットの繰り返しで絵のアイデアも浮かびやすくなる
さーて、そんなわけで『イラストのアイデアが浮かばない時の解決法』について自分なりの体験談を元にご紹介させていただきました!
ここまで色々みてきて既にお分かりかと思いますが、絵のアイデアを考えるうえでは
・インプット
・アウトプット
これらを同時に行うことが重要だということです。
まずは日常生活の中で
・映画や読書を楽しむ
・展示会や美術展に行く
・好きな絵を収集する
・色々な体験をする
といったインプットを増やしてネタをストックし
描く時には
・マインドマップや連想ゲーム
・ラクガキ
といった簡単なアウトプットをしていくことで、絵のテーマやネタが自然と思い浮かんでくるようになります。
インプットしたらアウトプットする。
これの繰り返しです。
後はよく遊び、よく学ぶ。
環境を変えることも創作には大事なことですね。
いつもと同じ行動の繰り返しだと自然とアイデアは枯渇していくので。
これについてはこの記事で詳しく書いているで是非参考にしてみて下さい。
それでは、楽しい創作ライフを!
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