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STORY & CHARACTERS(物語とキャラクターの舞台裏) 物語が生まれる場所(制作日誌・メイキング)

Project LUMINA Weekly Log Week 002|2026年7月12日〜7月18日

https://frumosimage.com

Project LUMINAで行った内容を週ごとに振り返っていきます。

今週は7月12日~7月18日までの内容について記録しておきます。

「一枚の絵」ではなく、「創作スタジオ」が形になった一週間

今週はScene7からScene9まで、竜宮城編の重要なシーンを制作しました。

乙姫との対話。乙姫の願い。クジラ親子。物語としても大切な場面でしたが、それ以上に大きな収穫がありました。

Project LUMINAの制作方法そのものが、一つの完成形に近づいたことです。

この一週間は、イラストを描いていたというより、「創作スタジオ」を設計していた一週間だったように思います。

今週一番大きな出来事:AIと人、それぞれの役割が決まった

これまでは、「AIだけで完成を目指す」という考え方でした。

しかし制作を続ける中で、その方法には限界があることも分かってきました。

背景は理想に近づく。光も空気も美しい。でも、キャラクターだけが少し浮いて見える。

その違和感を何度も分析した結果、一つの結論にたどり着きました。

AIは世界を描く。人はキャラクターに命を吹き込む。

背景美術。光。空気。着彩。世界観。これらはAIが担当する。

そして、キャラクターというブランド資産は、人が最後まで責任を持って仕上げる。

この役割分担が明確になったことで、Project LUMINAらしい制作スタイルがようやく見えてきました。

「制作工程」という考え方

今週は、制作そのものも大きく変わりました。

一枚の画像を一度に完成させるのではなく、工程ごとに品質を積み上げていく。

  • 設計図
  • 背景美術
  • 着彩
  • 空気演出
  • キャラクター調整
  • Print Pass
  • 印刷完成

映画制作のように、一つずつ役割を分けながら進める方法です。

AIへ「絵を描いてください」とお願いするのではありません。「この工程を担当してください」と依頼する。

その考え方に変わったことで、制作は驚くほど安定しました。

Lumina Printの本質が見えてきた

今週、何度も比較検証を繰り返す中で、Lumina Printについても大きな気付きがありました。

私はガッシュ風の絵を描きたかったわけではありません。本当に目指していたのは、人が一枚ずつ描いたような温もりでした。

つまり、画風を合わせることではなく、画材を合わせること。

背景。建物。キャラクター。小物。すべてが同じ画材で描かれているように感じられること。

その一体感こそが、Lumina Printらしさなのだと分かってきました。

また、「筆跡は見せるものではなく、感じさせるもの」というRendering Ruleも生まれました。

印刷時の紙目やCMYKの特性まで考慮しながら、デジタルでは粒子を増やし過ぎず、筆の流れや色面の揺らぎを活かす。

そんな印刷前提の画風設計も、一歩前へ進みました。

今週育ったライブラリ

今週は、世界観だけでなく制作技術も大きく蓄積されました。

背景ライブラリ

  • 竜宮城内装ライブラリ Ver.1
  • クジラ親子の谷ライブラリ
  • 室内空気ライブラリ Ver.1
  • 室内光ライブラリ Ver.1

制作ライブラリ

  • 主線レンダリングルール Ver.2
  • AI+CLIP STUDIO共同制作フロー Ver.1
  • Print Pass Ver.1
  • Character Correction Workflow
  • Rendering Rule #007

一枚のイラストを完成させるたびに、「描き方」そのものが資産として積み重なっていく。

それがProject LUMINAらしい制作方法になりつつあります。

今週学んだこと

今週一番印象に残ったのは、「AIと絵を描く」のではなく、「AIとスタジオを作る」という考え方でした。

AIは代わりに描く存在ではありません。背景美術スタッフ。着彩スタッフ。光の演出スタッフ。それぞれ専門分野を持った制作メンバーです。

そして私は、その全体を設計し、キャラクターというブランドを守るアートディレクター。

そう考えるようになってから、制作はずっと楽しく、安定してきました。

来週やること

来週は、今回確立した制作フローをさらに磨きながら、竜宮城編の完成へ向けて制作を進めます。

また、Print PassやCharacter Correction Workflowの再現性を検証し、Lumina Style GuideやBlueprintへの反映も進めていく予定です。

「偶然うまく描けた」ではなく、「何度でも同じ品質で作れる」。

その制作システムを、さらに育てていきます。

📓 Week 002 制作メモ

今週決まったこと

  • AI+CLIP STUDIO共同制作フロー Ver.1 確立
  • Print Pass Ver.1 導入
  • 主線レンダリングルール Ver.2 策定
  • 「画風とは質感ではなく画材である」という思想を整理
  • 「AIとスタジオを作る」という制作コンセプトを確立
  • 竜宮城内装・クジラ親子・室内光ライブラリを育成

今週一番の発見

良い画風は、良い制作システムから何度でも生まれる。

今週生まれたキーワード

  • AIとスタジオを作る
  • Print Pass
  • Character Correction
  • 主線レンダリング
  • 画材を合わせる
  • AI共同制作
  • 品質管理
  • 世界観設計
  • 手描きの温もり

来週のテーマ

「制作システムを、ブランドの資産へ。」

今週確立した制作工程を繰り返し運用し、Project LUMINAらしい品質を安定して再現できる仕組みへ育てていく。

Project LUMINA Weekly Log

Week 002

期間

2026年7月12日〜7月18日

現在のフェーズ

Phase 1|制作システム・品質管理体制の確立

今週の成果

✓ AIと人の役割分担を明確化

✓ AI+CLIP STUDIO共同制作フロー確立

✓ Print Pass導入

✓ Lumina Printの画材思想を整理

✓ 竜宮城編の世界観ライブラリを拡充

✓ 「AIとスタジオを作る」という制作哲学を確立

来週の目標

制作フローを継続して運用しながら、竜宮城編を完成へ近づけるとともに、再現性の高い制作システムとしてProject LUMINA全体へ展開していく。

編集後記

先週は「再現性」という言葉が生まれました。

そして今週は、その再現性を実現するための「制作システム」が形になりました。

振り返ってみると、私が育てたかったのは画風ではありませんでした。誰が関わっても、ふるもーすらしい世界を生み出せる仕組みです。

Project LUMINAは、一枚の絵を完成させるプロジェクトではありません。世界観、制作方法、ライブラリ、そして創作哲学を少しずつ積み重ねながら、長く育ち続ける小さな絵本スタジオです。

この一週間は、そのスタジオにようやく骨組みができたことを実感できる、とても大切な時間になりました。

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