内向型人間の生き方 心理

創造性や想像力は子供の頃に触れたもので育まれる?実体験を振り返る

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こんにちは!ふるもーす(@frumosart)です。

今回は、創造性豊かな大人になるためには子供の頃に触れたものがかなり大事になってくるよというテーマで記事を書いていきたいと思います。

最近、子育てとセットで「知育」という言葉をよく耳にするようになりました。

いわゆる昔から言われている

・勉強が出来る(学力や偏差値)
・スポーツの得意不得意

といった分かりやすい指標だけではなく、創造性や想像力といったものが教育の現場やハイソなお母さん方の間では重視されているそうですね。

子供の想像力を伸ばすために色々な習い事をさせるお母さん方もいるんだとか。

私自身は子供を持っていないので直接自分の生活には関係ないのですが、個人的にちょっと気になるトピックだったので話題にしてみようかなと思った次第。

想像力や創造性って個人が生まれついた時から持っている気質にも関係しているので、後付けで伸ばせるかと言うと正直難しい部分もありますよね。

ちなみに、私自身は小学生の頃からずっと想像力豊かだねと周りから言われていたクチです。

あまり自覚はなかったのですが、大人になってから自分が持つ特性に気付いたというか。

で、想像力や創造性ってそもそもどうやって培われるんだろうか?と思った時に、自分が小さかった頃を振り返ってみると

今思うとアレのおかげかも?

と思い当たる節がいくつかあったりして・・・。

キーワードは「子供の頃に触れたもの」です。

これについて、自分の体験談も交えてアウトプットがてら語っていきたいと思います。

子育て中のお母さん方や創造性を伸ばしたいと思う人にとって多少参考になるかも知れないので、お暇な方は是非読んでみて下さいね。

落書きはアートへの近道?自由に絵を描かせてくれた母の寛容さに感謝

私は子供の頃から外遊びよりも家で遊ぶのが好きなタイプで、大人になった今でも

・絵を描くのが好き
・文章を書くのが好き
・空想を巡らせることが好き

という典型的な内向型人間です。

物心ついた時には既にお絵描きするのが大好きでした。

今でも覚えているのは団地に住んでいた時のこと。

新聞に入っているチラシの裏にラクガキをするのが好きだった私に、ある時母が

「そんなにラクガキが好きなら家のふすまに描けばいいんじゃない?」

と絵を描くことを勧めてくれました。

勧めたというか、許可してくれたといった方が正しいでしょうか。

多分3歳くらいの時の話です。

「好きに描いていいわよ」

とカラーマジックを何本か用意して手渡してくれたんです。

喜んだ私は、ふすま2枚分を目一杯使って、思う存分好き放題にラクガキをしまくったんですね。

絵というよりは、単発のイラストのようなものを何個も何個も描きまくりました。

謎の模様やら大きな円やら、図形をぐちゃぐちゃに描いたものやら人の顔らしきものや花、動物らしきもの・・・

さらには、波打つ線や縦横無尽に描かれた模様なのか線なのか分からない代物などなど。

赤青黄色緑ピンク紫etc…

ふすまはみるみるうちにカラフルなラクガキで埋め尽くされていきました。

普通なら家のふすまにラクガキしたら怒られると思うけど、私の母は娘がラクガキが好きだからとより大きなキャンバスを用意してくれたんです。

これはとてもありがたいことでした。

実際、描いていてとても楽しかったし、これがきっかけでさらに絵を描くのが好きになりました。

当時は田舎に住んでいたので専用の画用紙などは持っておらず、基本的にチラシの裏側、たまにわら半紙等に絵を描いていました。

あとはティッシュの箱とか(笑)

描く度に母親が「うまいわね。」とか「これは何なの?」とか、色々感想を言ったり質問したり、絵を褒めてくれたりして、子供心ながらにそういった一言を聞くのが無性に楽しかったのを覚えています。

4歳の誕生日、12色セットの色鉛筆を買ってもらいました。

それが嬉しくてさらに沢山絵を描くようになりました。

東京に引っ越して、幼稚園に入ってからもその延長線上でずっと絵を描いていました。

幼稚園ではちゃんと画用紙をもらえるので余計に気合が入ります。

クレヨンやマジックといった画材も豊富に使えるので楽しさも倍増。

家でも自由帳を買ってもらって、最初のページから最後のページまで余すことなく使い切りました。

それから小学校、中学校、高校と絵やラクガキは描き続けていたけれど、一度もそれに関して母親から怒られたり批判されたりすることはありませんでした。

私の母親は結構口うるさく、しょっちゅう怒っているタイプだったのですが、絵に関してだけは何故か好きにやらせてくれたし、私の描く絵を好きでいてくれました。

基本的に生活面では色々怒られることはあったのですが、絵だけは認められているというか、私が絵を描くという行為自体を理解してくれて、それを積極的に受け入れてくれていたように思います。

おかげで絵を描くのが好きという気持ちはずっと子供の頃から変わりません。

好き勝手にやらせるという意味では、ふすまと同じく家のタンスやらテーブルやらに子供向けの雑誌の付録のシールをべたべたと貼ることも許可してくれていました。

子供の頃ってやたら物に何かを書いたり貼ったりしがちですが、それもいちいち怒らずに母親は放置してくれていたんですね。

そのせいで、当時住んでいた家のタンスや鏡台には大量のシールがどこでもかしこでも貼られていて、見るも無残な姿になり果てていました(笑)

心のままに自由に絵を描いたり、紙を切ったり貼ったりする楽しさを覚えたのはこれらの出来事がきっかけだったなと今になって思います。

毎晩の絵本の読み聞かせが文章力や共感性を育んでくれる

当時、我が家には大量の絵本がありました。

昔話や民話をはじめ、海外・日本のもの問わず多種多様な絵本が本棚に置いてあったんです。

全て母自身が選んで買い与えてくれたものでした。

夜になると、母親がそのうちの1冊を選んで私に読んでくれます。

多分、2歳くらいの時から毎晩読み聞かせをしてくれていましたね。

その中でも特にお気に入りだったのが

・カチカチ山
・ウサギと亀
・桃太郎

といった日本昔話的なお話。

ローテーションで何度も何度も読んでもらいました。

まるでバカの一つ覚えのように、毎回同じ話ばかり読んでもらいたがるので、さすがに母も内心は勘弁してくれと思っていたそうです。

最終的には、これらの絵本の台詞まで空で言えるレベルになったとか(笑)

あと、紙芝居等も同様に本屋で買ってきてくれて、それもやはり母親が何度も読んでくれました。

色々な種類の紙芝居を並べて「今日はどのお話がいい?」と選ばせ、私がチョイスしたものをその日の晩に読んでもらう方式です。

後は、母親がその時々で瞬間的に作った架空の作り話をしてもらうことも多かったですね。

あくまで母自身もノリと勢いで話しているだけなので、次の日には詳細を忘れているんです。

それなのに、母親に対して

「お母さん、あの話の続きはどうなったの?」

と私が毎回追求してくるので困ったと後で語っていました(笑)

今思うと、絵本の読み聞かせに関しては本当にやってもらってよかったと思っています。

母が毎晩絵本を読んでくれたことが大人になってからの私の「好きなこと」「生き甲斐」を形成してくれたし、絵本のおかげで想像力や共感性が大いに磨かれたと感じているので・・・。

その当時は幼児だったので当然文字は読めませんでしたが、それでも絵本のリズムやテンポ、短文のセンテンスに継続的に触れることで文章に対する感覚も身に付けられたのではないかと思っています。

字が読めるようになってからは自然と本を読むようになったし、読書も大好きになりました。

その延長線で作文も得意になったし、小学校~高校あたりまではずっと国語や現代文の授業は勉強なんかしなくても高得点をとれていました。

絵本の読み聞かせのおかげで想像力と文章力が身に付き、そこから派生して自分自身でお話を作ったり小説を書いたりする行為にまで発展していったのには我ながらびっくりです。

小学生くらいになると

・子供が本を読まない
・活字に触れようとしない

という問題に悩むお母さんもいるみたいですね。

子供の性格にもよるかとは思いますが、絵本の読み聞かせを小さい頃からやっていれば活字への移行はそんなに難しくないし、むしろ自然にスムーズに本の楽しさに触れられるようになるのではないかと思います。

さらには、外国の色々なお話を読んでもらったことが影響して海外に対する興味を抱くようになり、それがのちに自分が旅行好き、海外文化に興味を持つきっかけにもなりました。

大学で神話学や文化人類学を学ぶことになったのも、元々は外国のお話を毎晩読んでもらって刺激を受けたことに端を発しています。

絵本の読み聞かせで身に付いたのは

・想像する力
・共感する力
・人の心を推し量る力
・喜怒哀楽を表す力=表現力
・お話を理解する力=読解力
・読み書きへの興味=文章作成力
・外国に対する憧れと興味=海外文化への向学心
・知らないものに対する興味

といった様々なスキルや知的好奇心です。

どれも社会を生きていくうえで大切なものだし、自分自身の内面をより豊かにするためにも欠かせない力です。

今は共働きの家庭も多いし、フルタイムで働いていたら毎晩寝る前に本を読むなんてとてもじゃないけど出来ないかも知れません。

だけど、時間のある時でいいからやってあげるといいと思います。

絵本の読み聞かせによって想像力や文章理解、活字への慣れ、共感性を育めるのはもちろん、すぐ隣で母親が肉声で子供に本を読んであげるという行為そのものが子供にとっては大切で得難い時間だと思うから・・・。

お母さん(お父さん)が傍にいるだけで子供は安心感や愛情を常に感じられるし、子供にありがちな無性に寂しい気持ちや不安な気持ち等も感じずに済むと思います。

また、表情や声色を駆使して絵本の内容を伝えてあげることで、聴覚や視覚等の五感を使って感性や感覚を磨いていく力も身に付きます。

絵本の読み聞かせは有り余るくらい色々なメリットがある、と実際にやってもらった立場からも実感しています。

ぬいぐるみ遊びで想像力や豊かな感受性を培う

子供の頃から我が家にはぬいぐるみが何体も置いてありました。

お気に入りのぬいぐるみ。

そして、お気に入りの毛布(タオルケット)

ぬいぐるみに関してはおんぶしたり撫で回したり、噛んだりしゃぶったり、投げつけたり、と大分ひどい扱いをしていましたが自分なりに可愛がっていました。

毛布は自分の誕生日に近所の布団屋さんがプレゼントしてくれたもので、これはもう大のお気に入りとなり、寝る時は必ずこれを触って寝ていました。

扱い的にはスヌーピーに出てくるライナスの毛布そのまんま。

それがないと不安になるし、触っていると落ち着くんです。

ありがたかったのが、私がある程度成長した後にそのタオルケットを持って寝ていても、母がそれを問題視せずにそのまま放置していてくれたこと。

幼児ならいざしらず、中学や高校になってまでも幼少期のお気に入りグッズをいつまでも持っているという行為に対して不安に思う親もいると思うんです。

うちの子は何か心に問題を抱えているのではないか?
愛着障害でもあるんじゃないか?
心が成長せず未成熟なままなんじゃないか?

などと勝手に想像を膨らませて問題視し、子供の意見もろくに聞かずに隠したり捨ててしまったりする親もいるでしょう。

うちの親はこういうことをしなかったのでそこはよかったなと。

確かに、実際に何らかの心の問題を抱えていて、特定のものにやたら執着心を示す子供もいるにはいるでしょう。

だけど、自分の場合は単純にそのタオルケットが大好きで触っていると落ち着くから、という理由で持ち続けていただけなんですね。

それを変に邪推して、妙な行動を起こさなかった母親に対しては感謝しています。

もしタオルケットを捨てられていたら、とてつもない怒りや失望、ショックを感じただろうし、親に対して不信感しか抱かなかったでしょう。

それこそ、もう親の言うことなんて一切信じられないし、大いに傷つき、場合によっては憎しみすら感じて、その後の人格形成にも悪い影響を与えていたと思います。

一生恨んで疎遠になって、親子関係断絶の危機に陥っていたかも知れません。

お気に入りのタオルケットを捨てる捨てないで、それくらい禍根を残すことがある・・・ということを世の母には伝えたいですね(笑)

ぬいるぐみに関しては家に沢山ぬいぐるみがあって、どこか出掛ける度にデパートや土産物屋で見つけた気になるぬいぐるみをその都度親が買い与えてくれていました。

おかげで、仲間はどんどん増えていきました。

買ったぬいぐるみ全てに名前をつけ、男か女か、どんな職業でどんな性格か?などを事細かに設定し、脳内で妄想を膨らませていました。

ぬいぐるみを手で動かしながら自分で勝手にキャラになりきって遊ぶ、という怪しい遊びを妹と二人でしょっちゅうやっていました。

キャラごとに声色や話し方も変え、架空のストーリーに沿って台詞を言ったりぬいぐるみ同士でやりとりしたり。

徐々にぬいぐるみを使わずとも、自分でキャラになりきって日常会話をするのが普通になりました。

端から見たら相当異常な光景です。

でも、これも母は変に思うことなく、そのまま好きにやらせてくれていました。

その遊びが高じて、自分のぬいぐるみをモチーフにしたオリジナルキャラクターをイラスト化して描くようになり、キャラを主人公にしたお話を作るようになり、それが今の自分のライフワークとなっているんだから驚きです。

何がきっかけになるかなんてわからない。

人形遊びという意味でいえば、シルバニアファミリー等も好きでよく遊んでいましたね。

人形遊びやぬいぐるみ遊びで疑似家族体験が出来るので、それが他者との繋がりや役割分担を意識したり、物を大切にすることを学んだり、脳内のイメージを色々膨らませたりするのに役立ったと思います。

ぬいぐるみ遊びが想像力や共感性を育む一環になったのは間違いないですね。

まとめ・子供時代に触れたものが核となり大人になってからも影響を及ぼす

そんなわけで、自分の体験談を元に創造性を豊かにするには子供時代に触れたものが大切になってくるよ、ということについてあれこれ語ってみました。

小さい頃にどんなことをしてあげるか?
どんなモノに触れさせるか?

は子育てするうえでとても大事になってきます。

親が子供に与える影響って想像以上に大きいんですよ。

それは良くも悪くも。

実際、私の場合もほぼ3歳までにやっていたことが大人になってからの好きなことに繋がっていますし。

意外と後付けでやったことはそんなに定着しなかったですね。

3つ子の魂百までってことわざがありますが、自分自身に限って言えばこれは本当の話だと思います。

基本的な

・人格形成
・興味や関心
・モノや人に対する感覚
・創造性や想像力
・感受性

等は、ほぼ3歳~5歳くらいで完成してしまうのではないかと実体験からも感じますね。

子供の頃に触れたものが心の核となり、大人になってからも無意識に影響を与え続ける。

だからこそ、子供の想像力や創造性を伸ばしてあげたいと思うのなら、色々な体験をさせたり、知的好奇心を抱かせるような遊びをさせるのはもちろん、

・好きなことを否定しないで認めてあげる
・選択肢を用意して子供自身に選ばせてあげる
・興味を示したことを深堀させてあげる
・やりたいことは飽きるまでやらせてあげる
・親の意見を押し付けない

といったことも意識してみて欲しいなと。

親の寛容な心が子供の創造性を伸ばしてあげることに繋がると思うので。

その子が元々持っているいい部分や特性を伸ばしてあげれば、それをいずれ自分自身が強い武器として使っていけるかも知れません。

子供の興味関心を大人が勝手な意図で奪い取らないように注意して欲しいですね。

是非、おおらかな気持ちで子供の創造性を伸ばしてあげて欲しい。

ちなみに、子供の気質が内向型か外向型かは幼少期には既に決まってたりします。

海外でも使われてるMBTIという性格診断テストをすると、自分の気質や基本的な特性が理解出来て面白いですよ。

いわゆる想像力があるといわれるような特定の型があるので、私のようなタイプはINFP型と呼ばれる気質の人が多いのではないかと思います。

子供の個性をもっと磨いてあげたい!と思うのなら、そういった心理学的な知識もあるとより深い実践が出来るのではないかと。

以上、ふるもーす(@frumosart)でした!

MBTIについてはこちらの記事に詳しく書いてあるので参考にしてみて下さい。

>>infpの私がMBTI公式セッションに参加した感想を語ってみる

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