こんにちは!ふるもーす(@frumosart)です!
今回は「鉛筆イラストを描く時はどんな紙に描けばいいのか?」について解説しますね。
鉛筆イラストを描こうと思った時に
「やっぱり専用の画用紙があった方がいいのかな?」
「安い紙だと微妙かな・・・?」
なーんて思ってしまう方もいるかも知れませんが、心配無用!
ぶっちゃけ、何に描いてもOKです!
特に、下書きやラフ画なら紙の質はあまり関係ないですね。
ちゃんとしたデッサンをするつもりならば、やはり専用の画用紙を使うのがベストですが、イラストを描く場合は必ずしも画用紙じゃなきゃダメ!というわけではないですよん。
この記事では、普段鉛筆でゆるキャラ風のイラストを描いている私が「鉛筆イラストを描くのに向いている紙」についてを、独断と偏見も交えて個人的な考えを色々語っていきたいと思います。
これから鉛筆でイラストを描いていきたい!
アナログイラスト初心者だからよく分からない!
おすすめの紙があれば教えてほしい!
そんな人は是非参考がてら読んでみて下さいね。
目次
コピー用紙?スケッチブック?鉛筆イラストで使う紙の種類と質感
鉛筆でのお絵描き初心者にとって、どんな紙に描くかは結構大きな問題ですよね。
人によって
・本格的なデッサン風のイラスト
・ゆるいラクガキちっくなラフなもの
・漫画風のイラスト
といった風に作風も違いますし、紙に描くとは言っても色々な選択肢があるので迷ってしまうという人も多いのでは?
まずは、私自身の経験も踏まえて鉛筆イラストで使う紙について紹介していきたいと思います!
100均の紙や自由帳
もしあなたが
「値段を気にせずにガンガンイラストの練習をしたい!」
と思っているのなら、100均のラクガキ帳や自由帳は非常におすすめ。
値段が安いので気兼ねなく使える分、1枚1枚を大切に使わなきゃ・・・という心配をしなくていいところは地味にありがたいのではないかと。
100均の紙は大抵の場合再生紙で作られていて、質感はツルツルしています。
画用紙のような引っ掛かりがなく鉛筆の滑りもいいため、描き心地も意外と悪くありません。
B5くらいのサイズで枚数は100枚と大容量なので、下書きやアイデア出し、練習用に使うのにはぴったりです!
コピー用紙
印刷用で使うコピー用紙も実はラクガキにはかなり使えるアイテム。
コピー用紙には加工されていないものと加工されたものの2種類があり、
【非加工紙】
・普通紙
・再生紙
・上質紙
【加工紙】
・光沢紙
・マット紙
・コート紙
といった風にそれぞれ種類が分かれています。
加工紙は写真や絵の印刷には向いている少し厚めの紙のことです。
ただし、これを鉛筆イラストで使うのは正直おすすめできません。
というのも、加工紙はどれも紙の表面がコーティングされているため、光沢感や高級感はあるのですが、鉛筆の粉がのりにくくいというデメリットがあるんですね。
逆に、非加工紙は基本的にコーティングなし。
質感はツルツルしていて、鉛筆の粉を弾くこともないので普通に描くことが出来ます。
基本的に鉛筆イラストを描くのなら非加工紙の中から選ぶといいでしょう。
再生紙で作られたコピー用紙なら、A4サイズくらいのものを100均で購入できる&枚数も100枚程なので練習用にも最適です。
クロッキー帳
クロッキー帳はクロッキー紙という薄紙で出来ていて、これも質感はツルツル系。
クロッキー帳はじっくり描くというよりも、短時間で何枚も素早く描写するのに適したアイテムです。
それこそ、人物の動きを短時間でササっと描いたりするのはもちろん、ファッションイラストやデザイン画等を描く人がよく使っているイメージですね。
ちなみに、私はインスタにあげる用のイラストはクロッキー帳に描いています。
イラストだけではなく絵コンテや図面を描いたり、アイデア出し用のラクガキを描くのにも向いているため
・大きいサイズは本描き用(Lサイズ)
・手の平サイズはラフスケッチ用(Sサイズ)
と使い分けることが多いですね。
色々なサイズがあるので自分の使用目的に合ったものを一冊持っていると何かと便利だと思います。
スケッチブックや画用紙
絵を描く時に誰もがイメージする画用紙やスケッチブック。
画用紙には色々な種類がありますが
・透明水彩絵の具やアクリル絵の具を使うなら水彩紙
・鉛筆でイラストを描くのなら中性紙
を使ったものを選ぶといいでしょう。
画用紙はコピー用紙や再生紙と違って紙に凸凹があり、多少鉛筆に引っ掛かりを感じます。
ツルツル感や滑らかさがない分、ぼかしたり濃淡を表現するのには向いていて、紙の質感を出しやすいところがポイントですね。
作品として味のあるイラストを残したいのなら画用紙を選ぶと〇。
画材屋さんや文房具店でみかけるマルマンのスケッチブックは、大きさも色々あって汎用性が高く値段も手頃なので使いやすいから私もよく使っています。
まずはこれから試してみるといいですよん。
ケント紙
ケント紙は画用紙よりも表面が滑らかで凸凹が少なく、色も真っ白な紙のことで
・滲みにくい
・スラスラとした描き心地
・ムラが出にくい
といった利点があります。
鉛筆で描いた線を消しゴムで何回も消しても紙が傷まないので、修正しやすい点はグッド。
こういった特性からペンやインクを使って漫画風のイラストを描いたり、コピック等のマーカーで色を塗るのには最適です。
にじみやぼかし、紙の質感を活かしたいのなら画用紙がいいですが、ムラなく均一に滑らかに描きたい場合はケント紙を使うといいですね。
この辺は好みによって使い分けてみて、好きな方を選びましょう。
画用紙?クロッキー帳?結局鉛筆イラストで使うならどの紙がいいの?
さて、ここまで読んで100均の紙から上質な水彩紙まで、鉛筆イラストで使える紙には色々な種類があること、分かっていただけましたでしょうか?
どれを使おうか迷ってしまうかも知れませんが、正直、鉛筆の色がのりそうな紙なら何に描いたっていいと思います。
それこそ極端な話、その辺のチラシやメモ帳はもちろん、ティッシュ箱の模様以外の部分にラクガキしたって全く問題ありませんよ(私はよくやります笑)。
自分の場合、
・ラフ画は100均の再生紙を利用したラクガキ帳
・本描きはマルマンのクロッキー帳
・たまに画用紙
という風に使い分けています。
ちなみに、画用紙とクロッキーどちらがおすすめなのかというと、これは最終的に好みの問題ですね。
どちらも仕上がりと描き心地が全然違うので、試してみて好きな方を選ぶといいのではないかと。
・紙の質感が出せるのは画用紙
・ツルツルしていて滑りがいいのはクロッキー
という感じです。
滑りという意味では、再生紙を使用したコピー用紙や自由帳も書きやすいのでおすすめ。
逆に、画用紙(水彩紙等)だと紙の表面に凸凹があるので引っ掛かりを感じる分、それが独特の味を出してくれたりもします。
明暗や濃淡を分けてリアルに描きたい、ぼかしたりしたいという人は質感がダイレクトに出る画用紙を使うのがいいと思いますね。
まとめ・鉛筆画やイラストに使う紙は何でもOK!色々な種類を試してみよう
さーて、というわけで鉛筆イラストに使う紙について私なりの見解も交えて色々語ってみました。
個人的には、本格的なデッサン等をするつもりがないのならどんな紙に描いたって問題ナシ!
特に、後でデータ化してしまうのなら紙の種類はあまり関係ないかなと感じます。
下書きだけなら100均の安い紙で十分ですし、本描きしてしっかり作品として残したいのならお気に入りの画用紙を使ってフィキサチーフで固定すればOK。
仕上がりの感じが気になる方は、ちょっと手間と時間はかかりますが実際に色々な紙に絵を描いてみるのがいいですよ。
描き比べることで紙の特徴の違いも感じられますし、勉強にもなると思います。
そのうえで、自分の作風に合ったものを選ぶといいんじゃないでしょうか。
是非、あなただけのお気に入りを見つけるべく実験してみて下さいね。
それでは、楽しい絵描きライフを!
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