こんにちは、ふるもーす(@frumosart)です。
今日は、kindle本を出版したことで私自身に起きた変化について、リアルな体験談も交えて語っていきますね。
私は今現在kindleで
・旅行エッセイを13冊
・絵本を3冊
出版しています。
もし3年前の私に、
「あなたはKindleで旅のエッセイを13冊も出版することになるよ」
と言っても、きっと笑って信じなかったと思います。
私はプロの作家ではありません。出版社との契約もありません。文学賞を受賞したこともありません。ごく普通の人が、自分の旅行体験を紀行エッセイとしてKindleで出版しただけです。
でも、その「たった一冊」が、私の考え方を大きく変えてくれました。
じゃあ、一体何が変わったのか?
それは別に売り上げだとか印税といった実利的なものではなく、もっと根源的なもの。
そう、自分の作品に対する覚悟と自信です。
この記事では、「自分の作品でお金をいただくこと」にメンタルブロック(罪悪感や恐怖)を抱えているすべてのクリエイターさんに向けて、
創作している私自身が心の壁を突破したきっかけとマインド変化のビフォーアフター
についてを赤裸々に、時には生々しい言葉で語っていきたいと思います。
今現在、「自分の中で表現したいものはあるけれど、ただの一般人(素人)の私が本を出していいの?」という不安を抱えているそこのあなた。
これは、自分の作品に値段を付けるのが怖いというあなたに、私が全力で贈る励ましと応援のエールでもあります。
この記事を読んで、少しでもそのモヤモヤが解消されたらいいなと思いながらキーボードを打っていますので、是非お付き合いいただければ幸いです。
目次
作家でもない「ズブの素人」の私が、Kindleで13冊出版して得た自信とは
実は本を出版する前の私は、
「自分は趣味で文章を書いている人だ」
という感覚・自己認識を持っていました。
でも、Amazonの商品棚に、Kindle市場に本が並び、実際に販売が始まった瞬間、その意識はガラッと変わりました。一気にグッと心が引き締まった、というのでしょうか。
自分の書いた本が商品になっている。Amazonという誰もが知っている場所でちゃんと流通し、実際に誰かの手に届いている。今この瞬間もどこかで私が書いた本を読んでくれている人がいる。
その事実を目の当たりにした時、自然と「売る側」の意識が芽生えたんです。「私は著者なんだ」という自覚が生まれた、といった方が正しいかも知れません。
そんな気持ちのまま、自分が作ったペーパーバックの見本を手にとり、パラパラとページをめくってみたら。
なんだかこれまで以上にすごく嬉しくて、誇らしくて、幸せな気持ちで一杯になって、ワクワクして、心の奥底から静かに興奮している自分がいたんです。そして思いました。
もっと読みやすくしたい。
もっと良い表紙にしたい。
もっと良い作品を届けたい。
誰かに読んでもらう前提で考えるようになると、不思議と創作に向き合う姿勢まで変わったんです。
私なんかが…自分の作品に「値段を付ける恐怖」とマネタイズの壁
今だから言えますが、私はずっと、自分の作品でお金をいただくことに抵抗がありました。
誰かの商品を「これは素晴らしい商品です」と熱量高めに紹介することはできる。純粋な気持ちでおすすめのレビューを書くこともできる。
この商品がこれくらいの値段なら打倒だ、むしろ安いくらいだ、と納得したうえで快くお金を払うこともできる。
でも、自分が書いた文章に値段を付けることだけは、どうしても自信が持てなかった。
「私なんかが。」
そんな気持ちがどこかにあったような気がします。
もっと文章の上手い人がいる。もっと面白い人がいる。もっと売れている人がいる。もっとすごい人がいる。そうやって、いつも自分より優れた人と比べては、自分を納得させていました。
でも今振り返ると、それは謙虚だったのではなく、単純に「売る覚悟」が持てなかっただけだったのかもしれません。
趣味なら失敗しても傷つきません。だって「趣味だから」と言い訳できますから。
でも、お金をいただくということは、「この作品には価値があります」と自分でちゃんと認めるということ。きっと、それが何よりも怖かったんです。
自信があるから売るのではない。本気で作ったから「自信が生まれた」
でも、実際に本を作ってみると、その気持ちは少しずつ変わっていきました。
現地を旅して。写真を撮って。文章を書いて。何度も推敲して。構成を考えて。表紙を作って。レイアウトを整えて。出版の手続きを覚えて。
気が付けば、何十時間、何百時間という時間をその一冊に注いでいました。そこで初めて思ったんです。
「これだけやった作品に、価値がないなんて思えない」
・・・むしろ、価値があるに決まってる。
そんな風に自然に思えるようになったんです。
だって、この旅は私にしかできなかった。この体験も。この写真も。この文章も。全部、自分だけのもの。
旅にかけた時間、お金、手間・・・それは誰もが真似できることじゃない。人がしない経験をして、それを文章で表現して、一切の手抜きも妥協もなく、自分自身が心血を注いで作り上げた、世界でたった一つの作品。
これに価値がないなんて、一体誰が言えるだろう?
もちろん、世の中にはもっと上手い人がいます。一生懸命作りました、が必ずしも免罪符になるわけじゃない。
でも、それでも。「私の人生」「私が見た風景」「私が感じたこと」は私にしか書けません。作った私自身が、一番その価値を信じてあげられないなんて・・・
そんなのありえないし、嘘でしょう?って。
そう思えた瞬間、お金をいただくことへの罪悪感がフッと消えました。
一冊を本気で作ったら、考え方が変わったんです。本作りに全力を尽くした結果、変な言い訳も、自信のなさも、妙な不安感も、どこかへ飛んでいってしまった。
あぁ、なんだかすごく大きな壁を、一つ乗り越えたような気がする。
これまで無意識に自分がまとっていた恐れの殻を打ち破れたような、そんな感覚になりました。
今でこそ『全力で作ったから自信が持てた』と言えますが、実は8年前、初めて作った手作りのZINEで大赤字を出したときは、ショックで一度へし折れそうになっていたんです。そんな私がどうやって復活したのか、その紆余曲折はこちらの記事に詳しく書いています↓
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ZINE作りの大赤字から8年。Kindle出版が旅エッセイの夢を叶えてくれた話
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Kindle出版は本だけでなく、クリエイターとしての自分を育ててくれた
私は以前、「自信がある人」だけがお金をいただけるのだと思っていました。
でも逆でした。
全力で作ったから、自信が生まれた。
それだけだったんです。
もし中途半端な気持ちで作っていたら、
「売れなくても仕方ないよね」
「まあ、この程度だし」
「もう少し時間があればちゃんとしたものを作れたんだけどな」
「初めてだし本番は次からで」
「今回は需要がないテーマを選んじゃったから」
そんな言い訳をしていたかも知れません。今まで自分の作品に値段を付けるのが怖かったのは、どこかで「中途半端な気持ちがあったから」。
でも、今回は違いました。できることは全部やった。
一番いい写真を選んで表紙にして、イメージに合うようなフォントを何度も試して。どうしたら没入感を高められるかって考えながら構成を練って。
自分が書いた文章を何度も何度も推敲して、校正して、少しでも納得いかなかったり、違和感があったら修正をして。おかげで何回も直した箇所に関しては暗唱できるくらいになったほどです。
自分がやれる限りの全力を尽くして、本気で作品と向き合った。
だからもし売れないのなら、それは作品の価値がないのではなく、「届け方」を知らないからだ。だからもっと勉強しよう。・・・そう素直に思えたんです。
売れない=失敗じゃない。
だって自分にとってその作品はその時の最大限の力を出し切ったうえで形にしたものだから。その時点では自分にとっての最高なんです。ベストなんです。
もし、後で気になるところがあるのならその都度修正・改善していけばいい。他の人のいいなと思う部分はどんどん取り入れて、次はもっと良くなるように、さらに気合を入れて面白い本を書けばいい。
続けていれば、形になる。
続けていれば、決して失敗にはならない。
だって当たりが出るまでやり続ければいいだけだから。そんな風に、不思議なくらい前向きな気持ちになれたんです。
売れなかった。
私には才能なんてないんだ。
もう本なんて作らない方がいいかな・・・
なんて思う必要は全くありません。
全力で作れば、自信は後から付いてくる。
実際に作ってみたからこそ、心の底から実感したんです。
まとめ──「私なんか」を卒業しよう。一冊の本が人生を変えるきっかけに
本を出版して得られたものは、本という商品そのものだけではありませんでした。
圧倒的な売上でも印税でもなく、私がkindle出版して得たモノは
・Kindle出版の知識
・文章を構成する力
・表紙デザイン
・マーケティング
・販売導線
・創作を一つの作品として完成させる経験
という一度得たらなくならない知識とスキル。そして何より、
「私は作品を作れる人なんだ」
という自己認識です。
創作を続ける自信。
挑戦する勇気。
人生をもっと面白くしたいという気持ち。
それら全部が、本を一冊完成させたことで手に入りました。振り返ってみれば、Kindle出版は本を作る作業というより、自分を信じる練習だったように思います。
自分の体験には価値がある。
自分の言葉にも価値がある。
自分の作品を好きだと言ってくれる人は、きっといる。
そう信じられるようになったことが、一番大きな変化だった。
出版する前と、出版した後で、私自身は別人になったわけではありません。文章力が急に何倍にも伸びたわけでもない。変わったのは、自分自身に対する見方です。
Kindle出版は、本だけではなく自分も育ててくれた。私の恐れと不安の壁をぶち壊してくれた。
私はプロの作家ではありません。だからこそ伝えられることがあります。本を出版することは、「有名になるため」だけのものではない。「印税を稼ぐため」だけのものでもない。
一冊の本を完成させるという経験は、自分の可能性を信じられるようになる大きなきっかけになります。
私はKindle出版を通して、創作に対する向き合い方がガラッと変わりました。お金をいただくことへの考え方も180度変わりました。
そして何より、「私にも作品を届けられる」という自信を持てるようになりました。
実際に、13冊という長いシリーズものなのにも関わらず、全部最初の巻から通しで読んで読破してくれた名も知れぬ読者も少数ながら存在していました。
自分の気になる巻だけペーパーバック(紙の本)で複数購入してくださる方もいました。
1日ごとにページが読み進められていく。
1冊全部読まれたと思ったら次の巻が購入されていく。
その光景をkindleの管理画面から直接確認して、目の当たりにした時に
「ああ、この人にとっては私の作品が何かしら心に響くものがあったんだろうな」
とすごく嬉しい気持ちになりました。
嬉しい、とかそんな単純な言葉では言い表せません。幸福、と表現した方がいいかも知れない。
自分が全力で作った本を、読んでくれる人がいる。
面白いと思って続きを読んでくれている。
作り手にとって、それ以上の幸せってないです。とてつもない自信になったし、心が震えるくらいの充足感で満たされました。
もし今、「私なんかが本なんて」そう思っている人がいるなら。・・・きっと昔の私だったらあなたと同じことを言っていたと思います。だからこそ伝えたいです。
ズブの素人でも、一冊の本は作れます。そして、その一冊は、思っている以上に人生を前向きな方向へ変えてくれる道しるべになるかも知れません。
だから、怖がらないで一歩踏み出してみましょう。言い訳しないで、全力でやってみましよう。そうしたらきっと、今まで見えなかった新しい景色が見えるハズです。
・・・そんなわけで、以上、ふるもーすでした。この記事が創作をしたいあなたにとっての勇気や励ましになれば嬉しいです。
ここまで読んで下さりどうもありがとうございました。
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