こんにちは!ふるもーす(@frumosart)です。
今回は、創作する理由って何なのか?というテーマについて個人的な見解も交えつつあれこれ語っていきたいと思います。
創作をする理由って人によって様々だと思います。
・自分を癒すため
・他人に影響を与えたいから
・お金を沢山稼ぎたいから
・有名になりたいから
・自分の世界観を表現するのが楽しいから
・誰かにメッセージを伝えたいから
・スキルアップ自体が楽しいから
一口に創作といっても、その原動力となるものや動機って人それぞれだから面白いですよね。
単純に趣味でやっている人もいれば、創作活動自体を生きる目的と考える人もいるでしょう。
それを単なる自己満だと鼻で笑う人もいるかも知れません。
この記事では、そんな創作活動を行う理由や目的についてを自分の体験や見解も踏まえたうえで多方面から考察していきます。
創作活動をしている人はもちろん、自分はなぜ創作してるんだろう?とふと疑問に思った方は参考がてら是非読んでみて下さいね。
目次
人は何故創作活動をするのか?作る楽しさは純粋な心の欲求である
そもそも、何故あなたは創作活動をしているのか?
これってものすごく根源的な質問ですよね。
創作活動って
・音楽
・絵やイラスト
・映像
・工芸品
・小説や詩・脚本
といった風に何かしらの作品を作る行為なわけですが、お金を稼ぐという目的を抜きにした場合、タダの自己満でしかないですよね。
自分が作ろうが作らなかろうがこの社会には何の影響もないし、世界にとってあなたの作品は何の意味ももたない。
でも、あなたは今日も作品を作っている。
場合によっては、それを仕事にしようとしていたりする。
誰からも評価してもらえなくてもコツコツ地道に制作している人もいれば、
「何故俺の作品は理解されないんだぁぁ~~!」
とのたうち回っている人もいることでしょう。
創作をする理由は人によって異なります。
私の場合は単純に楽しいから、というのが最初の動機だったと思います。
作るのが楽しい、考えるのが楽しい、出来上がったものを見るのが楽しい、それを人に見せて感想をもらうのが楽しい。
とにかく「創作自体が楽しい」から作品を作るのが好きなのです。
そういう意味で言うと、創作意欲は自分自身の内側から出てくる純粋な衝動や欲求からきているのかも知れません。
もちろん、作る過程での苦しみはありますよ。
・アイデアが浮かばない
・うまく描けない
・出来上がったものがイメージと違う
・人から思ったほどいい反応がない
こういうのは誰もが通る道だと思います。
でも、作るという行為に楽しみを見出しているから決して辞めようとは思わないんですよね。
基本的に楽しいからやっているし、楽しいから続けられる。
当たり前の話です。
逆に、作る際に常に辛さや苦しみを抱えていたとしたらなかなか大変な創作人生になるだろうな・・・と思います。
毎度毎度悩み、もがき、苦しみながら、身を削るようにして命がけで創作をしていたら体も心もいくつあっても足りません。
そういう人もいますけどね。
歴史に名を残すようなカリスマ芸術家等によくあるイメージですよね。
最後には自ら命を絶ってしまったり。
才気溢れる破滅型の芸術家が若くして夭逝・・・
その存在自体がロマンを掻き立てられますし、死んだ後も伝説化されやすいですが、本人はきっと生きること自体がしんどかったでしょう。
でも、自分が好きで創作を行っている場合、そこまでの悲壮感ってないですよね。
大抵自分の内側から湧き出る純粋な衝動や欲求から創作をしている、という人が多いんじゃないでしょうか。
自分のため?他人のため?創作する理由や目的は主に2つに分けられる
創作活動する理由や姿勢って超ザックリ言うと
・自分のために作品を作る
・他者のために作品を作る
という2つのスタンスに大別されるのではないかと。
・誰かが喜んでくれるから作る
・他人からいい反応を貰えるから作る
といった他者目線を重視して創作している人もいるかも知れませんが、私は基本的に自分に向けて作っているタイプです。
絵を描いたり物語を描いたりするのはあくまでも
・自分が楽しいから
・自分が読みたいから
が大前提としてあって、そのうえで、作品を人に見せた時に何かを感じ取ってもらえたらすごく素敵だなと思っています。
でも、作る時に最初から
「この作品を見てこう考えて欲しい!こういうメッセージを伝えたい!社会をこういう風に変えたい!」
と思って作っているわけではないんですよね。
そのようなあからさまな意図や想いを前提にして作ってしまうと、自分の場合は作品そのものがすごく押しつけがましくて説教臭いものになってしまいそうで・・・。
作品の持つ意味や意図はあくまで後付けであって、まずは
・自分が読みたいもの
・自分が見たいもの
・自分が作ってて楽しいもの
を作りたいというのが根本にあります。
なぜならば
創作=自己表現
だと思ってるから。
作品を見た人に自分のキャラクター達の可愛さを知ってほしいなとは思うけれど、これはいわば生みの親である自分の親心みたいなもので。
最終的に誰かに何かしらの影響を与えたり感情を響かせられればもちろん嬉しいですし、やりがいもありますが、最初からそれありきではないんですね。
単にメッセージを伝えるための手段として創作活動を行うのは違和感
創作する人の中には、自分の作品で誰かの生き方や考え方に強烈な影響を与えたり、社会を変えたりしたいから創作をしている、という人もきっといるはず。
表現を通して社会的なメッセージを伝えようとしている活動家なんかはその手の人達が多そうですよね。
でも、私の場合はあくまで自分目線。
自分ありきで自分主体。
・もっと見やすくしたい
・もっと読みやすくしたい
といった技術や演出的な意味で他者に伝えるための努力はしますが、最初から自分以外の誰かを想定して何かを伝えたりこういう反応をしてほしいという目的では作ってません。
これ、うまく伝えるのが難しいんですけど。
あくまでも、創作する理由や作品を作りたいという衝動そのものは自分に向けられているんです。
で、発信する時に他者に向けて伝えようという意識が働く。
でも、一番最初に湧き上がる創作意欲は自分を楽しませるための衝動でしかないんですね。
もちろん、自分自身の中に「自然を大切にしよう」というメッセージがあったとして、そのメッセージを他者に伝えるために作品を描く。
この行為自体は全然ありだと思いますが、毎回それをしようとは思わない。
作品をいくつか作っていく中で、何らかのメッセージ性のあるものを作る分にはいいんですけど、メッセージありきだと
作品=メッセージを伝えるための手段
になってしまう。
作った作品よりもメッセージが主体になってしまうと、自分の中でどうしても違和感を感じてしまうんです。
なんか、キャラやお話をその為の道具にしてるなって感じちゃって。
自分はどちらかというと、内面にある個人的な世界観を絵やイラスト、お話といった作品という形にしてアウトプットしたいタイプ。
メッセージ主体で制作するクリエイターの人とは考え方が違うんですよね。
創作活動における承認欲求は誰でも持っているから恥ずかしいことじゃない
創作=この世に何か新しいものを生み出すこと
と定義した時に、自分の中から生まれた創作物を誰かに見てもらいたい!と思うか、外部に発表せずに自分だけで留めておくかは人によって違います。
誰かに見て欲しい気持ち=承認欲求や自己顕示欲
として捉えられがちなので、人によってはこのような感情を持つこと自体を恥ずかしい・みっともないと思ってしまうかも知れません。
でも、誰かに作品を見せたいと思うのって当然のことだと思うんです。
仮にネット上で不特定多数に向かって発信するのは怖かったとしても、近しい人・・・例えば
・兄弟
・両親
・祖父母
・大切な恋人
・昔からの付き合いの親友
にはこっそり見せたりするかも知れないですし。
子供の場合なら、絵を描いたらまずはお母さんに見せるだろうし、何でもいいから感想もセットで聞きたがるでしょう。
絵を褒めてもらえれば嬉しいし、それが楽しいからきっとまた次の作品も描こうとするハズです。
これは幼稚園や学校の先生に見せたりしても同じこと。
創作をする誰もが、作品を人に見せて褒めて欲しいという欲求を持っている。
これは事実だと思います。
「褒められたい」という欲求を単なる自己顕示欲、承認欲求と捉えてしまうとどうしてもネガディブなイメージになってしまいますが、私個人としては
自分が作った作品を褒めてもらう=自分自身を受け入れてもらう
ことにも繋がっているんじゃないかと思うんですよね。
たとえ本人が無意識だったとしても、創作活動する深層心理上には
作品を通して自分を他者に認めてもらいたい、受け入れてもらいたい
という意図や欲求が必ず隠れています。
だからこそ、作品を否定されると自分自身が真向から否定されたように感じてショックを受けてしまう人もいるわけで。
場合によっては、作品を否定してきた人に対して怒りや憎悪・敵意を向けるケースだってありますしね。
それも全て
作品=自分の分身
と心のどこかで思っているからです。
完全に作品と自己を切り離せるクリエイターっていないのではないでしょうか?
作品を作るうえで、何かしらの自己投影は皆しているだろうし、自分自身が持つ思いや感情、理想、内面の世界観やメッセージを作品上に込めているはず。
ゆえに、創作をする理由の一つに自己承認欲求が当たり前にあったとしてもそりゃそうだろうなとしか思わないというか。
誰だって「他者に受け入れてもらいたい」という人としての根源的な欲求は持っているはずだから。
この世界で生きるうえで自分という存在を誰かに認めて欲しい。
自分はここにいるよと訴えたい。
個性を受け入れて欲しい。
そういう感情が行き過ぎると、ただの目立ちたがりの芸術家という扱いになるんでしょうけど、大なり小なり皆同じ気持ちは持っていると思うんです。
創作=自己表現
なのだとしたら、
自己を表現する=他者に自分の個性を伝えて関係性を構築していきたいという欲求や衝動
という捉え方も出来ると思うんですよね。
そういった人間としての当たり前の欲求を恥じる必要はないと私は思っています。
まとめ・創作活動する理由を知れば自己分析に繋がる
さーて、そんなわけで創作活動する理由について独断と偏見で好き放題語ってみました!
自分はなぜ創作をしているのか?
創作している理由の根本を突き詰めて考えていくことで、あなたの創作における基本スタンスや理想としている形が見えてきますよ。
自身の素直な気持ちや衝動を受け入れれば、周りに振り回されずに自分軸で創作活動を行えるようになります。
上っ面の理由ではなく本質を掴んでいれば変に悩まないし、いざスランプが来たとしても挫折しないで済むでしょう。
これって結構大事なことだと思うのです。
創作活動そのものが自分の心からの楽しみである場合、創作をずっと続けられます。
でも、
・有名になりたい
・ちやほやされたい
・あの人に勝ちたい
といった外的要因だけが創作の理由だと、それが叶わなかった時にいつか終わりを迎えてしまうかも知れません。
有名になれなかったら創作をやめるのか?
お金にならないのなら創作をやめるのか?
という疑問も湧いてしまいます。
創作をしている理由って実際は個人の深いアイデンティティに直接関わることだったりしますし、人によっては本当に生まれた意味そのものだったりもします。
自分の中で確固たる理由や目的があれば自然と続けられるし、ないのならどこかの段階で悩んだり、方向性がブレたり、人と自分を比べてしまって作るのが嫌になってしまう可能性も考えられます。
なぜ自分は作るのか?
この根源的な疑問について深堀してみると、自分自身の創作への立ち位置や姿勢が浮き彫りになってきて作る際にも役立つと思いますよ。
特に、創作が辛くなった時、スランプに陥ってもうやめたいと悩んでいる時はこの問いに立ち返ってみるといいですね。
ちなみに、この問題についてもっと詳しく自分で考えてみたいという方はクリエイターになりたいという本が参考になるのでおすすめ。
創作活動をする理由や動機についてを、クリエイターごとに5つのタイプに分類分けしてあれこれ解説されているので結構面白いですよ。
気になる方は是非読んでみてはいかが?
以上、ふるもーす(@frumosart)でした!
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